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遷延性意識障害の方を介護しているご家族へ

 
 遷延性意識障害とは


 本サイトにおける自動車事故による遷延性意識障害の状態とは、脳を損傷し、常時介護を要する状態であり、次の1〜6に全て該当する方(いわゆる植物状態)を指します。身体障害者手帳は主に1級を取得しており、日常の介護には痰の吸引や経管栄養(胃ろう)等の医療行為や数時間おきの体位交換が伴いますので、施設入所の場合には、医療行為や夜間の対応ができる施設が必要となります。

<遷延性意識障害の状態>
1.自力移動が不可能である
2.自力摂食が不可能である  
3.屎尿失禁状態にある
4.眼球はかろうじて物を追うこともあるが、認識はできない
5.声を出しても、意味のある発言はまったく不可能である
6.眼を開け、手を握れというような簡単な命令にはかろうじて応ずることもあるが、それ以上の意志の疎通は不可能である

遷延性意識障害に関する家族会はこちら


 「介護者なき後」いかなる生活を設計するか

 介護者が加齢等により介護力が低下したり、「介護者なき後」になった場合、遷延性意識障害者に十分な介護や看護が提供されない可能性があります。そのような場合には、介護者が担っていた介護力を補うために、施設に入所するなどの対応が必要となります。したがって、介護者が健在なうちに受入先の施設の予約や、介護者が希望する将来の生活を設計し、それを実現できる体制を整えておく必要があります。



 「介護者なき後」に過ごす場所

 遷延性意識障害者では、医療行為等、身体面の管理の必要性から、施設入所を選択するケースが多いと考えられますが、なかには、住み慣れた我が家で生活させたいとお考えの方もいると思います。 「介護者なき後」の人的資源や利用可能な施設、負担できる費用額等、条件が個々のケースで異なりますので、施設と居宅とどちらが本人に合っているのかも含めて、検討する必要があります。


■ 施設入所の場合
 長期入所が可能であり、かつ、必要に応じて介護と看護を提供する障害者向けの施設は、障害者支援施設等があります。また、医療と常時介護を必要とする人を受け入れる療養介護施設(医療機関)もあります。 その他、障害者支援施設等でも、遷延性意識障害者を受け入れ可能な場合があるかもしれません。 施設の場合は、職員が常駐していますし、食事、入浴等、身の回りの世話を一括して任せることができます。

■ 施設入所のために必要なこと
○ 施設選び  
 1.地域の施設情報についての相談
  客観的立場にある相談機関、同じ立場にある家族会等、複数から話を聞いてみてください。

 2.施設の見学と体験
  施設に実際に足を運んで、施設内を見学し、詳細を確認してください。また、ショートステイが利用できるようであれば、申請し、実際の様子を体験しておくことも有効です。

 3.複数の施設の見学
  施設選びにおいて、介護者の方が重視しているポイントもあると思いますので、複数の施設を見学して、比較検討してみてください。



○ 施設の予約
 ほとんどの障害者支援施設は待機者がいる状況であり、施設によっては数年の待機となる場合もあります。入所したい施設が決まったら、早めに入所の予約をしておいたほうがよいでしょう。 施設入所までの流れは、市区町村の福祉課の相談窓口や施設に直接問い合わせるなどして、情報提供を受けるようにしてください。




○ 「介護者なき後」契約関係の確認
 「介護者なき後」の支払をどのように行うか、契約内容に変更が生じた場合の対応はどうするか、緊急連絡先はどうするか等、施設と取り決めておきましょう。 施設入所の場合でも、身元保証人や緊急連絡先を決める必要があります。また、各種支払や契約変更の手続、手術が必要になった場合の対応等についても、それぞれ対応できる人材が必要となりますので、子どものきょうだいや親族、成年後見人等いざというときに対応できる人材を確保しておく必要があります。

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