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高次脳機能障害の方を介護しているご家族へ

 
 高次脳機能障害とは


 本サイトにおける自動車事故による高次脳機能障害の状態とは、外傷性脳損傷、脳血管障害などにより脳が損傷を受け、記憶・注意・行動・言語・感情などの障害が発生している状態を指します。この高次脳機能障害とは、交通事故や転倒・転落等の後遺症として近年知られるようになりました。このような症状から、常時あるいは随時介護が必要な状態です。感情や行動のコントロールが難しい場合には、常時見守りが必要となり、共同生活が困難なケースもあります。 手帳については、症状によっては精神障害者保健福祉手帳(1〜3級)を取得できる方もいます。また、自動車事故の場合は身体障害を伴うことも多く、身体障害者手帳(主に1〜2級)を取得している方も少なくありません。

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「介護者なき後」いかなる生活を設計するか

 介護者の加齢等により介護力が低下したり、「介護者なき後」になった場合、高次脳機能障害者に十分な介護や看護が提供されない可能性があります。そのような場合には、介護者が担っていた介護力を補うために、施設に入所するなどの対応が必要となります。したがって、介護者が健在なうちに受入先の施設の予約や、介護者が希望する将来の生活を設計し、それを実現できる体制を整えておく必要があります。


「介護者なき後」に過ごす場所

 高次脳機能障害者では、医療行為等、身体面の管理の必要度や、共同生活の可否等障害の程度によって、生活の場を決定していくことになります。 「介護者なき後」の人的資源や利用可能な施設、負担できる費用額等、条件が個々のケースで異なりますので、どのような施設がよいのか、在宅が可能なのかも含めて、検討する必要があります。

■ 施設入所の場合
 長期入所が可能な施設としては、障害者支援施設等があります。共同生活が可能であれば、グループホーム・グループホームという選択も可能かもしれません。他方、医療と常時介護を必要とする人は、療養介護施設(医療機関)も選択肢となるでしょう。様々なタイプの施設を比較検討してみる必要があります。
 施設の場合は、職員が常駐していますし、食事、入浴等、身の回りの世話を一括して任せることができます。医療行為を必要とする方、障害が特に重度で目を離すことができない場合は、常時介護を提供している障害者支援施設や療養介護施設(医療機関)等が安心でしょう。 障害の程度によっては、より生活に重点を置いた施設を選択することもできる可能性があります。障害者支援施設は日中活動と住まいの場の両方の障害福祉サービスを提供する施設です。 グループホーム・グループホームは、より一般住宅に近く、地域社会に溶け込む形で生活を送ることができますが、共同生活が可能であることが条件となります。 介護者が健在のうちは、自宅から日中作業所等に通っているケースもありますが、それらの本人の活動が、「介護者なき後」に施設入所してからも継続できるよう、作業所、行政の関係機関、入所予定の施設、移送サービスの提供事業者等と話し合って、取り決めておく必要があります。 遠方の施設に入所する場合は、新たに作業所等の活動の場を確保する必要があるかもしれませんので、関係機関と相談の上、取り決めておく必要があります。



■ 施設入所のために必要なこと
○ 施設選び  
 1.地域の施設情報についての相談
  客観的立場にある相談機関、同じ立場にある家族会等、複数から話を聞いてみてください。
 2.施設の見学と体験
  施設に実際に足を運んで、施設内を見学し、詳細を確認してください。
また、ショートステイが利用できるようであれば、申請し、
実際の様子を体験しておくことも有効です。
 3.複数の施設の見学
  施設選びにおいて、介護者の方が重視しているポイントもあると思いますので、
複数の施設を見学して、比較検討してみてください。



○ 施設の予約
 ほとんどの障害者支援施設は待機者がいる状況であり、施設によっては数年の待機となる場合もあります。入所したい施設が決まったら、早めに入所の予約をしておいたほうがよいでしょう。 施設入所までの流れは、市区町村の福祉課の相談窓口や施設に直接問い合わせるなどして、情報提供を受けるようにしてください。




○ 「介護者なき後」契約関係の確認
 「介護者なき後」の支払をどうするか、契約内容に変更が生じた場合の対応はどうするか、緊急連絡先はどうするか等、施設と取り決めておきましょう。 施設入所の場合でも、身元保証人や緊急連絡先を決める必要があります。また、各種支払や契約変更の手続、手術が必要になった場合の対応等についても、それぞれ対応できる人材が必要となりますので、兄弟や親族、成年後見人等いざというときに対応できる人材を確保しておく必要があります。

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