電気自動車及び電気式ハイブリッド自動車(電動機の作動電圧がAC30V及びDC60V未満の自動車を除く。)の急速な普及に伴い、ユーザーが電気自動車等を購入する機会が増えており、万が一、衝突事故を起こした際に乗員が高電圧により感電しないことが求められています。自動車アセスメントでは、平成23年度よりフルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験及び側面衝突試験を実施した際、各衝突試験後の感電保護性能評価として「感電保護性能要件」、「高電圧バッテリーの電解液漏れの有無」、「高電圧バッテリーの固定状況」の評価を行いその結果をユーザーに公表することとしました。
また、高電圧自動遮断装置が装着されている場合は、その作動状況も確認します。
なお、感電保護性能要件の評価範囲は、平成25年度までは「車室内」、それ以降は「車室内・外」としております。
評価項目 | 評価基準 | |
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感電保護性能※1 | ①直接接触保護+間接接触保護 |
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②絶縁抵抗測定 |
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③残存電圧測定 |
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④残存エネルギー測定 |
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高電圧バッテリー電解液漏れ性能 |
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高電圧バッテリーの固定状況 |
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※1 衝突後の感電保護性能要件の確認については、上表の①から④までの測定方法の組み合わせにより行い、すべての動力系の高電圧部品の感電保護性能を確認します。
感電保護性能、高電圧バッテリー電解液漏れ性能及び高電圧バッテリーの固定状況のすべての要件に適合した場合には、右のマークによる適合表示を行います。また、いずれかの要件に適合しない場合には、その旨をコメントとして公表します。