
近年、生命に危険を及ぼすような傷害を負う大きな交通事故が発生した場合に、発生場所等必要な情報を自動的に通報する「事故自動通報システム(ACN)」を備えた自動車が販売されています。
この「事故自動通報システム(ACN)」は、エアバッグが展開するような大きな交通事故が発生した時に本人や目撃者の代わりに自動車から自動的に事故が発生した地点等を通報するシステムです。また、通報を受けたオペレーターが、運転者に呼びかけて応答がない場合は、消防署(119番)に対して意識がないことを伝えることができますので、消防署(119番)は、迅速に対応することが可能となります。
※ACN:Automatic Collision Notification
「先進事故自動通報システム(AACN)」は、エアバッグが展開するような大きな交通事故が発生した時に、自動車から自動的に通報される事故時の情報に、車内乗員の傷害の状況を予測することができる情報が含まれています。このため、通報を受けたオペレーターは、消防署や救急医療機関に位置情報や車内乗員の傷害状況予測を伝えるとともに、消防署は救急医療機関と連携し、救急車やドクターヘリ、ドクターカーを出動させることにより、事故現場到着時間が短くなり、即座に治療を開始することができます。
※AACN:Advanced Automatic Collision Notification