
車線逸脱抑制装置とは、自動車に搭載されたカメラが車線の位置を認識して、ブレーキやハンドルにより車線内を維持するよう車両の動きを制御したり、車線からはみ出しそうになった場合などに、車両を車線内に戻そうとする装置です。これによって、路外逸脱によってガードレールや建物などに衝突する事故やセンターラインを越えて自動車などに正面衝突するような事故を防ぐことができます。
ただし、駐車車両を避けるためにセンターラインを越えるようなケースなど、ドライバーがハンドルやウインカーを操作して意図的な車線変更を行う場合、この装置は作動しません。
また、条件によっては作動しない場合があります。(注意事項参照)
試験車を60km/h または70km/h で道路の片側に引かれた白色の破線から少しずつはみ出すように走行させたときに、適切な位置で警報を発するか否かに加えて、複数の種類の警報を発するか、警報によってはみ出した方向がわかるかを確認します。複数の種類の警報を発する、あるいは、はみ出した方向がわかる場合に、また、低い速度から機能する場合に、得点が高くなります。 この試験では、車線逸脱抑制装置は評価しておりません。
試験車両を60km/h及び70km/hで道路に引かれた車線からはみ出すように走行させたときに、車線を維持するよう試験車両を制御するか否かを確認します。車線逸脱量が少ない場合に高い得点が与えられ、車線逸脱量が多い場合は得点が低くなります。車線逸脱量が一定量を超えていた場合でも、警報が適切な位置で作動していれば得点が与えられます。
※ 正式名称:車線逸脱抑制装置:Lane Departure Prevention System (LDPS)
試験車を60km/h または70km/h で道路の片側に引かれた白色の破線から少しずつはみ出すように走行させたときに、適切な位置で警報を発するか否かに加えて、複数の種類の警報を発するか、警報によってはみ出した方向がわかるかを確認します。複数の種類の警報を発する、あるいは、はみ出した方向がわかる場合に、また、低い速度から機能する場合に、得点が高くなります。
この試験では、車線逸脱抑制装置は評価しておりません。
自動車が道路上の白線(黄線)をカメラで認識するシステムなので、 車線がはっきりしている事が前提となっています。
雪や汚れにより白線が見えにくい場合は警報を発しない場合があります。また、工事等で白線が消えている場合や速度が低い場合などではシステムは作動しません。
取扱説明書でよく確認をしたうえで、システムに頼った運転はせず、安全運転をこころがけてください。