
自動車事故による重度脊髄損傷者の方を対象として、急性期、回復期で十分なリハビリテーションの機会が得られなかった方で、機能障害を残したまま暮らしているが、ADL(日常生活動作)を改善したい方やリハビリテーションを中断すると再び機能が損なわれてしまう方に対して、十分にリハビリテーションを受ける機会を確保するための専用病床の設置・運営を試行的に取り組むとともに、各病院における治療・看護・リハビリの提供の成果や課題を検証し、将来においてよりよい環境整備を目指します。
現在、社会復帰の可能性を追求しながら適切な治療やリハビリを行う施設を全国4箇所(4床×4病院の計16床)に設置(病院の一部病床を使用)しています。
入院期間は2年間を上限として、常勤の整形外科医またはリハビリテーション科医の指示の下、残存機能の維持・強化やADLの獲得等のため、手厚いリハビリを行っていきます。
また、心理的なケアや退院後の生活を見据えたサポートを実施するため、メディカルソーシャルワーカーを設置し、患者やご家族の心理的ケアや社会福祉サービス等の情報提供や手続きのサポートを実施しています。
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【本事業が対象とする受入れ患者のイメージ】
R5.1 重度脊髄損傷者の中長期入院の受入れ環境整備に関する基準等について」より引用
常勤の整形外科医またはリハビリテーション科医の指示の下、残存機能の維持や強化、日常生活動作獲得等のため、状況に応じた十分なリハビリを提供。