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後方視界情報提供装置

背景

 国土交通省と(独)自動車事故対策機構は、ユーザーに予防安全技術を搭載した自動車を利用していただき、合わせて自動車メーカーにはより安全な自動車の開発を促すため、平成26年度より、自動車アセスメント評価検討委員会において取り決められたロードマップに基づき、予防安全性能アセスメントを開始したところです。
 平成27年度においては、自動車の死角が生じるなどのために事故の危険性が高まるバックでの発進、駐車時に、ドライバーが直接確認することが困難な後方の視界情報を車内のモニターに映し出す装置(バックビューモニタ)の安全性能評価を新たに始めました。

試験方法・評価方法の概要

後方視界情報

 ドライバーのバック時の行動に関する実験データと歩行者の移動等のパターンを組み合わせたシミュレーションにより求めた事故の危険性が高い後方エリアを全てカバーできるよう、視対象物(ポール)を配置します。具体的には、3.5m先の遠方エリアに3本、巻き込みやすい左右の近傍エリアに2本、子供が入り込む可能性のある車両のすぐ後ろとなる近接エリアに3本設置して確認します。
 視対象物の大きさは、縁故者事故で件数が多い1~2歳児を想定しました。遠方エリアについては、1~2歳児の移動時を想定して平均身長である高さ90cmとしました。近傍エリアと近接エリアについては、より厳しい条件となる1~2歳児がしゃがんだ状態を想定して高さ60cmとし、視認要件の一つであるマーキングエリアについては、1~2歳児の平均肩幅程度となる20cm幅を採用しました。
 評価点については、既に評価を行っている衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)、車線逸脱警報装置(LDWS)と同様の方法で、事故低減効果に応じて与えることとしたところ6点の配点となりました。試験の結果、適合要件を満たさない箇所等があれば減点します。

モニターイメージ

  •   近接エリア						近傍エリア
  •   遠方エリア

評価得点の考え方

6点満点として、エリアの要件を満たさない場合に減点する
・近接エリアでは、各々の視対象物が全く映らない場合に各1点減点する(最大3点減点)
・近傍エリアでは、各々の視対象物の映り方が要件を満たさない場合に各1点減点する(最大2点減点)
・遠方エリアでは、3つの視対象物全てのシルエット全体が映る場合以外1点減点する

モニターに表示される大きさにより、各エリアの減点後の残り得点に重み付けして評価得点とする