
平成24年9月7日
(独)自動車事故対策機構(ナスバ)
後藤
電話 03-5276-4489
永井、太田
電話 03-6856-4400
このほど、ISO国際審議会(TC241:議長国スウェーデン)において、ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)が可決されました。本ISOは、今後ISO本部(在ジュネーブ)における事務手続きを経て、本年11月を目途に発行されることになります。
本ISOは2007年スウェーデンにより提案が行われ、2012年2月までに7回の国際会議が開催されました。
我が国においては、2009年ナスバを事務局とする国内審議委員会(委員長:中條 武志 中央大学 理工学部教授)が設置されました。同委員会メンバーである国土交通省、関係業界団体、有識者等の全面的協力体制の下、ナスバは国土交通省所管の運輸安全マネジメント制度(以下、安マネ制度)との整合性確保等の観点から、本ISO策定に積極的に参加してきました。
トップマネジメントのリーダーシップの下、PDCAサイクルによるマネジメントシステムの採用により、道路交通安全に対する取組みを継続的に改善するもので(別添1参照)、この考え方は基本的部分の多くで国土交通省所管の安マネ制度と共通しています(別添2参照)。
本ISOの特徴としては、「道路交通事故による死亡・重傷のゼロ」を目指し、安全の分野においてトップマネジメントのリーダーシップを強く要求しています。また、計画段階から道路交通安全上のリスクを把握し、当該リスクを減少させるための交通安全対策等の実施を求めています。
現在、ナスバは住友三井オートサービス株式会社、トヨタ輸送株式会社、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)、WILLER EXPRESS株式会社、さらに中小企業を含め10社からコンサルティング業務を受注しています。
ナスバは、このようなコンサルティング業務を通じ、本ISOの更なる普及を目指して参ります。
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