評価・検討等
療護センター事業及び自動車アセスメント事業についての外部評価結果を公表 ~「第14回業績評価のための特別なタスクフォース」開催~
平成22年6月29日
ナスバ
企画部 因泥、嶋田、池澤
電話 03-5276-4493
- 開催の目的・概要
「業績評価のための特別なタスクフォース」は、独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)が行う中期計画、年度計画、その他事業の的確な遂行に資するため、外部の有識者の方から意見をいただくことを目的に設置されたものです。
今回は、療護センター事業及び自動車アセスメント事業に関する評価及び平成21年度に係る業務の実施状況に関するご意見をいただきました。
- 開催日時等
日時:平成22年6月16日(水)10:00~12:30
場所:ナスバ会議室
委員:別紙1のとおり
【タスクフォース開催風景】

- 委員の主な意見・質問等
委員の皆様から次のような意見等をいただき、これらを踏まえて療護センター及び自動車アセスメント事業について別紙2のとおりの評価をいただきました。
療護センター事業
- 遷延性意識障害者に対し治療や看護を行う特殊性から一般病院とは異なることから、今後も引き続き、治療・看護の高い水準を確保しつつ業務運営の効率的な実施に取り組んでいただきたい。
- 療護センター及び平成19年12月より遷延性意識障害者の受け入れを開始した2委託病床においては、サービス水準の向上に取り組んだ結果、脱却による退院患者もあり、患者への適切な治療・看護等の努力が認められる。
- 自動車事故の発生件数・死亡者数はともに減少しているものの、重度後遺障害者数は減少に転じることなく、年間2千人以上発生する悲惨な状況にあることから、まだまだ課題は多く、委託病床のさらなる拡充を行う必要がある。
- 療護センターの成果について、在宅介護者・一般病院等に幅広く提供することも重要である
療護センターにおける治療・看護によって改善した例
- (入院時)

【具体的な症状】
- 四肢の硬直が強く、殆ど動かない
- 食事は鼻からの管により摂取
- 発声、発語全くなし

- (退院時)

【具体的な症状】
- 自力で体位交換が可能
- 食事はスプーンにより自力で摂取
- 冗談で笑い、豊かな表情変化あり
自動車アセスメント事業

自動車アセスメント事業における情報提供については、改善すべき課題はあるが、ホームページの改善、パンフレットの配布・設置場所等の工夫がかなりされており、評価方法の改善も認められる。

【新たな評価試験(後席乗員保護性能)】
自動車アセスメント事業について事業仕分けがなされたが、今後の自動車アセスメント事業に大きな問題が生ずることのないよう、これまでのナスバの知見を活用しつつ慎重に検討いただきたい。
【グランプリ表彰の様子】

【グランプリ受賞メーカーによる活用例】

別添資料