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療護施設入院患者のナスバスコアを用いた治療改善効果分析結果について

平成25年3月22日
被害者援護部 療護センターグループ
担当:吉村、大橋
電話 03-5276-4458

独立行政法人自動車事故対策機構(以下「ナスバ」)では、遷延性意識障害者の高度専門治療を行うナスバ療護施設(4か所のナスバ療護センター、今年1月に開設した泉大津市立病院を含め3か所のナスバ委託病床)を設置・運営しています。

昭和59年2月に千葉療護センターを開設して以来平成25年1月末までに、ナスバ療護施設の入院患者数は1,051名となり、その約25%に相当する262名の方々が、運動、認知機能等を顕著に回復させ、遷延性意識障害からの脱却を果たされたほか、脱却に至らない方々の場合にも重症度に応じた治療改善効果が認められるなど、確かな実績が得られています。

平成23年度までのナスバ療護施設における治療改善効果をナスバスコアを用いて分析した結果は、別添資料のとおりであり、次のような治療改善効果が認められます。

  1. ① 平成23年度期間中及び入院から退院までの分析を行った結果、ナスバスコア平均値はいずれも減少しており、治療改善効果が認められた。
  2. ② 同じく、重症度に応じた分析を行った結果、いずれの場合においてもナスバスコア平均値は減少しており、治療改善効果が認められた。
  3. ③ ナスバ療護施設別の比較では、入院時において事故からの経過期間が短い患者の数等が分析結果に影響しているものと見られる。

ナスバでは、今後とも、脱却者数の推移とあわせて、ナスバスコアを用いた分析により、ナスバ療護施設における入院患者の治療改善状況を把握し、分析結果を公表するとともに、ナスバ療護施設を適正に運営することにより、自動車事故による遷延性意識障害者の方々の回復に向け、努力してまいります。

別添資料

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