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近畿での「委託病床」が決定!―ナスバによる重度後遺障害者への支援を拡充―

平成24年7月20日
ナスバ
被害者援護部 療護センターグループ
担当:吉村、大橋
電話 03-5276-4458

独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)は、今般、自動車事故による遷延性意識障害者の治療・看護を専門に行う療護施設機能の一部を委託する病床(以下、「委託病床」)の委託先病院を、次のとおり決定しました。

今後、同病院と委託契約を締結し、平成25年1月以降の入院患者受け入れ開始を予定しています。
 なお、今年度の委託は8床とし、来年度(平成25年4月~)に16床に増床する予定です。

泉大津市立病院の外観の写真
泉大津市立病院の外観

これまでの経緯

ナスバでは、これまでに、自動車事故による遷延性意識障害者を専門に受け入れ、治療・看護する病院である療護センターを、千葉市、仙台市、岡山市及び美濃加茂市の4か所に、また、療護センターに準じた治療と看護を行う療護施設機能委託病床(委託病床)を、札幌市及び久留米市の2か所に設置し、いずれも順調な活動を続けています。
 一方、これらの療護施設は全体で262床に止まっており、多数存在する自動車事故による遷延性意識障害者に対応するためには未だ十分とは言えません。とりわけ、療護施設が設置されていない地域では、療護施設に入りたいが自宅から遠いことなどから入院を断念した被害者家族が多いなど、施設を拡充する必要性は引き続き高いところです。
 このため、ナスバでは、平成23年2月に『委託病床の拡充にかかる検討委員会』、平成24年1月には『委託病床機能等審査委員会』(いずれも委員長:太田富雄大阪医科大学名誉教授)(※別紙名簿参照)を設置し、新たに委託病床を設置する方向で検討を行ってまいりました。両委員会はそれぞれ2回開催され、①近畿地区に16の委託病床を、関東地区に12の委託病床をそれぞれ設ける必要があること、②委託先病院が満たすべき条件、③応札病院の評価などの重要事項が審議されました。
 ナスバではこれらの審議結果に沿い、病院募集のための入札手続きを実施した結果、近畿地区:泉大津市立病院を委託先病院として決定しました。
 なお、関東地区についても応札した病院がありましたが、落札に至らず、今後、改めて委託先病院を選定する予定です。

既存6療護施設に加え泉大津市立病院が新委託病床に決定しました。

療護施設の全国配置図

新委託病床の概要

泉大津市立病院
所在地 〒595-0027 泉大津市下条町16番1号
代表者 泉大津市長 神谷 昇
病床数 230床
開業年月日 1930年6月開設、1972年に現在の名称に変更
診療科目 内科・消化器内科・小児科・外科・脳神経外科等22診療科

別添資料

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