衝突安全性能試験の概要

評価方法

 衝突安全性能については、フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験及び後面衝突頚部保護性能試験の4種類の試験を実施しました。試験車は、12車種です。結果については、それぞれの試験ごとに次に記載する方法により得点を算出し評価します。また、合わせて、衝突安全性能総合評価を行っています。ブレーキ性能試験についても、試験車が12車種であり、結果は こちら に記載しています。


フルラップ前面衝突とオフセット前面衝突(前席)試験の点数の出し方

 頭部、頚部、胸部、下肢部のダミーの傷害値を計測し、欧米等の自動車アセスメントで用いられている点数換算関数を用いて各部位4点満点で点数化します。車体変形量を計測し同様に0~-1点まで点数化します。傷害値の点数から車体変形量の点数を引き、それに事故実態を踏まえた重み係数を掛け合わせて各部位ごとの総合点数を算出します。そのうえで、各部位の総合点数を加算して合計点を算出します。その合計点を5段階で評価します。




オフセット前面衝突(後席)試験の点数の出し方

 「前面衝突後席乗員保護性能評価」として、助手席側後部座席に搭載したダミーの頭部、頚部、胸部、腹部(シートベルトによる骨盤の拘束状態の良否)及び下肢部に受けた衝撃を計測し、調整項目を考慮し、欧米等の自動車アセスメントで用いらている点数換算関数を用いて各部位4点満点で点数化します。それに、事故実態を踏まえた重み係数を掛け合わせて各部位ごとの総合点数を算出します。そのうえで、各部位の総合点数を加算して合計点を算出します。その合計点を5段階で評価します。




側面衝突試験の点数の出し方

 頭部、胸部、腹部、腰部のダミーの傷害値を計測し、欧米等の自動車アセスメントで用いられている点数換算関数を用いて4点満点で点数化します。この点数に事故実態を踏まえた重み係数を掛け合わせて、各部位ごとの総合点を算出します。そのうえで、各部位の総合点数を加算して合計点を算出します。その合計点を5段階で評価します。




後面衝突頚部保護性能試験の点数の出し方

 ダミー頚部に発生する傷害を評価するため、頭部がヘッドレストにコンタクトするまでの間(フェーズ1)に発生する「頚部のS字変形」を評価する傷害指標として頚部傷害基準(Neck Injury Criterion:NIC)、コンタクト後から「最大後屈」まで(フェーズ2)を評価する傷害指標として頚部荷重・モーメントを計測し、欧米等の自動車アセスメントで用いられている点数換算関数を用いて4点満点で点数化します。この点数に事故実態を踏まえた重み係数を掛け合わせた上で点数を加算し、合計点を算出します。その合計点を4段階で評価します。



「衝突安全性能総合評価」の方法(~平成22年度)

 運転席に関しては、フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験の3種類の衝突試験結果の各々の点数を合計し、6段階で評価します。
 助手席に関しては、フルラップ前面衝突試験、側面衝突試験(運転席又は助手席の試験結果を用いる)の2種類の衝突試験結果の各々の点数を合計し、6段階で評価します。