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スタビリティ・コントロール・システムの効果についての調査結果
― スタビリティ・コントロール・システムが有効と思われる車両単独事故及び正面衝突事故等において、事故率が約36%減少 ―

平成17年 2月18日
《問い合わせ先》
独立行政法人
自動車事故対策機構企画部
安全情報課
電話 03-5276-4455

調査目的

近年、衝突安全分野の技術とともに、予防安全分野の技術革新がめざましく、この分野での安全性の評価が必要となってきている。しかしながら、これらの技術の導入が一部の車に限られていること、各メーカーの装置を同一の条件で比較評価するための試験方法や評価方法が確立されていないこと等、性能比較を行うアセスメント試験を実施するのは難しい状況にある。そこで、この分野の安全装置の効果を正しく、分りやすく消費者に理解して頂くために、横滑り事故の防止効果の高いスタビリティ・コントロール・システムを取り上げ、当該装置の有無による事故低減効果について試行的に調査分析を行った。

調査方法

調査対象車種については、スタビリティ・コントロール・システム以外の車両特性やユーザー層の影響を極力小さくするため、同一車種でモデルチェンジ等を境に、標準装備・非装備を車両型式により特定できる10車種を選定した。分析にあたっては、(財)交通事故総合分析センターの事故データから、平成4年〜平成15年(標準装備・非装備の期間は同じ。)の飲酒や居眠り等を原因とする事故を除く車両単独事故及び正面衝突事故等注2(1471件)について、スタビリティ・コントロール・システムの有無による事故率(1万台当たりの事故件数)の違いを分析した。

調査結果

本調査結果から、スタビリティ・コントロール・システムが有効と思われる車両単独事故及び正面衝突事故等において、事故率が約36%減少することが認められた。この事故率の減少は、調査対象10車種全ての事故についてみると非装備車の事故率が約2.2%減少することに相当する。

調査分析対象の車両単独事故及び正面衝突事故等において

  • 車両単独事故で約44%、正面衝突事故等で約24%事故率が減少すると推定される。
  • 大破事故で約62%、中破事故で約46%事故率が減少すると推定される。
  • 乾燥路で約20%、湿潤路で約58%事故率が減少すると推定される。
  • 直線路で約42%、カーブで約36%事故率が減少すると推定される。

別添資料
スタビリティ・コントロール・システムの効果についての調査結果PDF(PDFファイル/147KB)



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スタビリティ・コントロール・システムのデモンストレーション映像

* グラノリシックコンクリート路は、交通量の多い磨かれた湿潤アスファルト路面相当
* アクリルウレタン樹脂塗布路は、圧雪路面と氷盤路面の中間路面相当

注1:
スタビリティ・コントロール・システム コーナリング時の車体を安定させるシステム。
障害物を避けようとして急激なハンドル操作を行ったときや、不意に滑りやすい路面に進入した時など、車が横滑りなどの不安定な状態になる場合に、その状態を制御して車の安定性を向上させるようにした装置。車に横滑りが生じると、それをセンサーにより検出し、エンジンの出力や各輪毎のブレーキ力を適切に制御することにより、車のスピンや外への膨らみを制御するもの。


前輪の横滑りが発生した状態

後輪の横滑りが発生した状態

注2:
正面衝突事故等
事故分析にあたって、一般道路においては「正面衝突事故」を、高速道路においては追突・その他を除く、「衝突・接触事故」を対象に行ったものである。

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