防ぐ-事故の防止- 自動車事故ゼロを目指して 自動車運送事業者・自動車運転者の方へ ・指導講習・適性診断・安全マネジメント・ISO39001

運輸安全マネジメント評価の概要・メリット

はじめに

運輸安全マネジメントは、全ての運輸事業者において経営トップ自らが全社的な安全性の向上のための取組みを主導し、企業全体に安全意識の浸透を図るとともに、現場の声を安全性の向上等に継続的に反映させること等により、計画的に企業全体の安全性の向上を図るための仕組みです。この制度は、平成17年に多くの分野の運輸事業者に事故・トラブル等が多発したことから運輸事業者の安全管理体制について国が監視する体制を構築し、国と事業者が共に運輸事業の安全を高めることを目的として、平成18年10月に導入されました。そして、その実施状況については、国が行う「運輸安全マネジメント評価」によって確認することが柱となっています。

ナスバにおいても、運輸安全マネジメントの導入当初から年1回東京で開催する「運輸安全マネジメントセミナー」をはじめ、全国50支所において「ナスバセミナー(国土交通省認定)」等を開催し、その普及促進に努めてまいりました。しかしながら、自動車運送事業者については、事業者数も多く、事業規模にも大きな格差があること等から安全マネジメントが十分に浸透したとは言い難い状況にあります。

こうした中、平成21年3月、国土交通省において「事業用自動車総合安全プラン2009」が策定され、安全マネジメント評価対象を中小規模事業者までに拡大するとともに、この安全マネジメント評価に当たっては、ナスバも一定の役割を果たす旨の期待が示されました。そして、同年10月、同プランを受けた新たな改正通達(自動車運送事業者における運輸安全マネジメント等の実施について)が発出され、一定の要件を満たした第三者機関による運輸安全マネジメント評価の実施を認める措置が導入されました。

ナスバは、この通達を受け、自動車運送事業者における運輸安全マネジメント評価を行う第三者機関の認定申請を行い、同月26日に国土交通省から認定を受け、評価活動に取り組んでいます。

【評価概要】

  1. 評価員:専門の研修を修了したナスバ安全評価員の指名を受けた職員が行います。
  2. 評価対象者:ナスバの評価を希望される全ての皆様方(個人の方は除きます)
  3. 評価方法:書面による事前調査と事業所訪問(本社及び営業所一カ所)による事前調査で評価します。
  4. 評価料金:事業規模に応じて、個別に御見積させていただきます。安全評価員の交通費(実費相当)、宿泊料(1人1泊13,000円)は別途申し受けます。
  5. 評価に要する期間:評価申込書の提出から評価報告書の受領まで概ね1.5~2ヶ月間

ナスバ運輸安全マネジメント評価のメリット

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